霊学的な考え方って?

昨日に引き続き、『霊学の観点からの子どもの教育』を読んで。今までの学びともリンクさせながら書きたいと思います。 

 

霊学を研究する人は、思考や哲学的な思考に頼るのではなく、高次の感覚が透視するものをとおして、人間の本質を探求する。

 

霊学を研究する人の目には、次の人間の四つの構成要素が見える。

 

 物質体ー私たちが手で触ったり、見たりすることができる部分。

エーテル体ーさまざまな力の総体、さまざまな流れや力の作用の総体。

アストラル体ー感情の担い手。日常的な思考や意志の衝動も担っている。

自我ー人間の「私」の担い手。

 

 人間は物質体を鉱物界と、エーテル体を植物界と、アストラル体を動物界と共有している。

しかし、人間は自分自身の自我を、他の人間や、人間以外の存在と共有することができない。

そのため、人間は自我を備えることで、あらゆる被造物の頂点に立つことになった。

この4つは、それぞれ別々に成長を遂げながら、形成されていく。

 

それぞれの構成要素を理解しようと思うならば、子どもが成長する過程に即して、

ひとつひとつ個別に観察しなくてはいけません。

 

 お腹のなかにいる赤ちゃんは母体に守られていることの真の理解が進むと、身体を育てる時期には何が必要で何が不要か、エーテル体が育つ時期には何が必要で、何が不要かって視点になる。

そういう視点が霊学的な考え方に近づけるのかな、と。 見えないけど、育ってるもの。植物はやがて花がさく、青虫がやがて蝶になる。その見えないけど成長しているものへの関心。